ヤムドク、トルコ石の湖
チベット三大聖なる湖の2つ目、ヤムドク湖へ!
標高は4441m。
この湖は峠の上から観賞するものらしく、本日も山へ向かって爆走!
まだ低地を走っている時に見えた絵画のような風景。
素敵すぎる木々。
この地帯にテントを張って暮らしたい。
時折、岩肌に白いハシゴの絵が描かれているのを見かけた。ガイドさん曰く、天国へのハシゴだそうだ。チベット語で何か書いてあるものや、仏の絵もある。
きわどいカーブの山道を走り続け、途中休憩がてら拓けた峠に停車した。
ここは絶景ポイントのようだ。
撮影用のチベタンマスティフが何頭も伏せている。
無断撮影は厳禁。
お金を払うと、この壮大な山脈をバックにチベタンマスティフ(でかい犬)と写真が撮れる。
チベタンマスティフをカメラの方に向けさせるために、飼い主は鞭を使っていた。
少しでも下を向こうものなら、容赦無くバシバシ叩く。
犬だけでなく、細い欄干の上にはリボンをつけられた子ヤギが載せられていた。おそらく写真用だが、あまりにもかわいそうで見るに耐えない…
バレないように遠くから撮影。見世物のチベタンマスティフたち。
さて、ヤムドク湖を見下ろせる地点に到着。
すごい、どうなっているんだろうこの水は。
本当にトルコブルー。
水の質感を一切感じない。
上からいい感じに撮影(自分とH姉さん)
人間の小ささを改めて実感。
もう高山に慣れてきたのか、変に動き回ったりさえしなければそれほど苦しくなくなってきた。
帰り道、サービスエリアのような所でガイドさんとドライバーさんみんなでご飯(中華)を食べた。
山の上だからというのもあるが、粗末なプレハブのような外観の店で、中のトイレは元祖ニーハオトイレ。
そして料理がいちいち高い。
厨房を覗きに行くと、野菜などの食材が散乱した物置小屋のような空間で何人かの中国人が適当に料理を作っているのが見えた。
やっぱり、そういう感じだよね(笑)ともはや安心する。
出てきたご飯はひどかった。
どんな水で炊いたの?というような白米。
数年前の作り置きのような変なにおいのするおかず。
食器も古くて不衛生な感じがあったので、見かねたガイドさんが熱湯をオーダーしてタライの中で洗ってくれた(笑)
中国では食事の前に取り皿をお湯ですすぐのはよくあることだが、ここまで本気の熱湯消毒は初めてである。
厨房を見てしまったこともあり、完全に食欲が萎んだのでほとんど食べれなかった。
私とHさん、Dさんで100元ずつ払った覚えがある。(ガイドとドライバーのぶんは支払う暗黙のルール有)
こんな汚い飯はそうそうない。
写真はやめた。
早く下山したいと思った。
下界には暖かく美味しいご飯がある。