TIME TRAVELER CHITA

I'm CHITA, Hongkong super star. Tibet

チベ隊、別れの日

5泊6日のチベットツアーはあっという間だった。

 

旅立つ前は全く知らないもの同士だったのに、縁あって共にここまで来てくれたHさんとDさんにはとても感謝している。

楽しい思い出になった。

そしてたくさんの美しい景色を共有した。

 

友達同士の仲良しグループではこんな旅できない気がする。

旅程の計画や、現地での行動なんかを通して大抵微妙な感じになっていくものだと思う。

自分は複数人で旅行したことがないからそのような偏見をもっているだけかもしれないが…

 

はじめまして、から始まって

旅を通して少しずつ距離が縮まって

居心地が良くなったところで解散。

 

まだ物足りない、と言うくらいで帰るのがちょうど良いと思う。

 

ラサを出る朝、しょっちゅう通っていた東北餃子の店で朝食を買った。

味付きの豆乳と、肉まん。

例の人の良さそうな店主に、今日帰るよと挨拶した。

そっかー、また来てね的な感じで別れた気がする。

あのおじさんはいつもニコニコしていた。

開店は6時だと言っていたから、4時とか5時から仕込みをしているのだろうか。

あのチベット族の女の子は頑張っていくんだろうか。

 

 

 

行きは鉄道だったが、帰りは飛行機にした。

空から見る山も綺麗だと聞いていたからだ。

ラサの空港は小さかったが激混みで

荷物が何度も何度も引っかかって困惑した。

 

無事に搭乗し、機内の窓から最後の青空をのぞいた。

青すぎるくらいに青いチベットの空。

名残惜しかった。

 

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昼過ぎに西安について、本当は兵馬俑なんかに行けたらいいなと思っていたが

兵馬俑はちょっと遠いので時間的に厳しかった。

 

翌朝の便で日本へ戻るため、旅の最後は実はまた西安だった。

今回のホテルは空港の近くで、ホテルと少しばかりの飲食店以外何にもない場所だった。

 

ホテルの人はとても親切で、空港までミニバンで迎えに来てくれて、次の日はかなり朝早い便だったがそれもオーケーとのことだった。

 

今回はドミトリーではなくトリプル。

横並びのベット3つ。修学旅行形式。

 

まだまだ時間があったので、ホテルの周りを散策した。

本当に何もない。寂れた畑か、小さな飲食店。古いアパート。

見捨てられた辺境の町みたいな雰囲気だった。

あんまり治安は良くなさそうだった。

 

 

Hさんは中国の火鍋を食べたことがないそうだったので、近くにあった火鍋屋に入った。

そこは単独火鍋で一人1つ小さな鍋を食べる形式だった。

本格的な火鍋ではないけど、これなら各々好きな風に食べられる。

野菜や肉はバイキングだった。

ちなみに衛生面はよろしくなく、調味料には虫がたかっていた。

野菜や肉は冷凍庫の中なのでまだ無事と言えるが神経質な人は無理だろう。

 

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一人27元。

400円ちょっと。

旅の終わりの火鍋は値段の割に美味しかった。

 

 

 

その夜、まるで修学旅行のようにはしゃいだ。

標高の高いチベットでは我慢していたはしゃぎ、大笑いがついに解禁された。

旅の思い出を3人で頭から振り返って楽しんだ。

翌朝かなり早い便だったので、そこそこで寝たがあんなに楽しい夜はなかなかない。

旅が無事に終わった安堵感も相まっていたんだと思う。

 

 

 

 

いよいよ最後、関空でお別れ。

わたしがバスに乗り込むとき、Hさんは少し泣きそうな感じで手紙を渡してくれた。

Chitaさんがいなかったら来れなかった、と。

何だか本当に旅行ドキュメンタリーみたいになってしまって、自分まで涙目になっていた。

 

 

 

あれから日本で何度か2人と遊んだ。

時が経つにつれてあの旅は夢だったかと思うほど儚く美化された。

あんな旅をまたしてみたいと思う。

 

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