ジョカン、セラゴンパ
ツアーの最後はジョカンとセラゴンパへ。
ジョカンの中国語名は大昭寺。
寺の前は広場のようにひらけている。
寺の前には五体投地で祈る人々がたくさん。
各々細長いマットを地面に敷いて、脇目も振らずに祈る姿が印象的だった。
ちなみにこの五体投地用マットは街中で普通に売っている。
大体カラフルな縞模様とかで可愛い。
寺の中は撮影禁止なので写真はない。
全体的に薄暗かった。
仏教の世界を描いた大きな絵がたくさんあった気がする。
それから、チベットといえばヤクのバター。
これを燃料にして火を灯しているので、バターの濃厚な香りがあたり一面に立ち込めている。
ちなみにバターで作ったお茶も有名。
次にセラゴンパ。
緑溢れる美しい寺。
石畳も素敵。
ただしトイレは元祖ニーハオトイレで汚物が積み上がり、ハエが飛びかっている。
このセラゴンパは若い僧侶たちの問答修行で有名な寺で、
明るい中庭で若い僧侶たちが二人一組で修行しているのを見学することができる。
立っている方は体を動かしながら問いかけ、もう一人の僧侶がそれに答える。
チベット語なので何を言っているかは分からないが、哲学的な質問をしているらしい。
かなり活気がある。
ちなみに若い僧侶が普通にナイキのスニーカーを履いていたので時代を感じた。
延々と続く問答修行を後にし、寺の外を散歩した。
牛が一頭、草を食んでいた。
とてものどかな景色に心が安らぐ。
青空や緑、生き物との触れ合いは人間の心を健康に保つために不可欠なものだと思う。