ルアンパバン8日目
今朝、収容所のような部屋で目が覚めると喉が痛くなっていた。
なんだか身体がしんどい。
外国へ行くと必ず喉から調子が悪くなるのを分かっているので、薬やマスクの準備はしっかりとしてきた。
部屋は収容所のようだが、オーナーのおじさんは優しい良い人だし、朝ごはんがすごく美味しかったので、決して全て悪いというわけではない。
ただ残念ながらWi-Fiのつながりも悪く、昨晩は部屋の扉の真ん前でネットを繋いだ。
ちなみに部屋の前はほとんどキッチンだった。
比較的綺麗だと思った。(中国とほぼ同じレベルだろう)
ともかく、Wi-Fiのつながりは譲れないので一泊でチェックアウトした。
朝ごはんのバナナパンケーキはとても美味しかった。
さて今日はいよいよクァンシーの滝へ行く日である。
昨日のうちに旅行会社のツアーデスクでミニバンの往復チケット(1人35,000キップ、ホテルまで送迎あり)を買っておいた。
朝9時にミニバンが迎えに来るとのことだったので、荷物をまとめて待った。
待つこと20分、一向にやってこないミニバン。
同じミニバンに乗って一緒に滝へ行く約束をしていた人から連絡がきて、ミニバンはもう一杯で私たちのホテルとは違う方向へ向かって走っているらしい。
もしかして、置いていかれた??
幸い、電話番号付きのSIMカードを買っていたので、旅行会社に電話しようとした時ミニバンが現れた。
どうやらミニバンは何台も出ているようだ。
無事ミニバンに乗車。
こちらのミニバンも一杯だ。主に欧米の方達のようだった。ひとり香港人のような男性が隣の人にめっちゃ話しかけてた。
滝の感想は次ページへ→→
メコン川の向こう岸へ
地元民の利用するフェリーに乗船し、無事向こう岸へ到着。
地図にするとこういう事だ。
今まで滞在していた側は、レストランやホテルがたくさん並んだ ザ・観光地であったが、“こちら”側は完全な村だった。
観光客の姿は少ない。
昔ながらの素朴なつくりの家屋が並んでいてのどかな風景。
そこそこ整えられた狭い道が一本あり、村の小学生が自転車に乗って行く。
ただ、犬(おそらく飼い犬)がウロウロしているのが少し怖かった…。
一本道を進んで進んで、山の上にある「チョムペット寺院」へ続く階段に到達。
小屋の中で婆さんが寝ていた。
チョムペット寺院の入場料20,000キップを払う。
チケット売りの婆さんが、紙でできたチケットをナイフで切っていたのが印象的だった。
階段数は大した事ないが、この日は日差しが強く一歩一歩がとても重かった。
実際かかった時間は10分ほど。なんてことない丘だ。
そして、チョムペット。
美しい…
下界が見渡せる良いスポットだ。
数人のお坊さん以外誰もいなかった。
静かなお堂の窓から。
お堂と、小さな小屋がいくつかあり、お坊さんがなにか仕事をしている音だけが響く。
目下のメコン川、さわさわ揺れる木々、素晴らしい景色。
静かで平和なところ。とても良かったのでまた訪れようと思う。
帰る際、村の小学校の制服を売っている場所を見つけたのでシャツ(35,000キップ)を買った。
シン(22,000キップ)も欲しかったが、明らかにウエストがきつそうだったので怯んで辞めた。
岸に着いてから、シンのウエストは自分で調節できることに気づき、やはり買えば良かったと後悔した。
ルアンパバン7日目
4回目のホテルチェンジ。
今回は「Chitlatda Central Bila House」
ツインルームで一泊1000円(2人で)
ナイトマーケットまで徒歩10分ほどで、立地も悪くない。朝食付き。
しかし、ツインとは名ばかりの収容所であった…
バスタオルも一枚しか与えられず。
窓もなく閉鎖的なので、残念ながら一泊で去ることを決めた。
とはいえこのままホテルチェンジを繰り返すのもしんどいので、昨日泊まった「Moon’s house hostel」に連泊することにした。
このホテルは土足禁止で室内が綺麗なのに加え、バスタオル+フェイスタオル有り。バスルームOK、ドライヤー有り。スタッフの英語◎(意思疎通が図れる)
ランドリーサービスがまとも(前回ゲストハウスで頼んだ際白いTシャツが青に染まって返ってきた)
など、総合的に判断してここが1番良いということで、とりあえず後3泊します。
さて、今日はメコン川の向こう岸(栄えてない方)へ行ってきました。
!注意!
川の向こう岸へ渡る手段はいくつかあるが、船をチャーターする場合は相当ふっかけられる可能性あり。
船乗り場のあたりには船乗りおじさんがたむろしていて、近づくとボートボートと言って絡んでくる。
試しに話を聞いてみると、往復で1人50,000キップ(652円)
滞在時間を1時間か2時間か先に決めて、あとで迎えにきてやる、的な感じだった。
え?でも向こう岸に渡るだけじゃん?
高すぎる…と思い、制服を着た公的機関の人(推定)に聞いてみると、現地民が利用するフェリーなら1人片道5,000キップで乗れるとのこと。
騙されてはいけません。
船乗り爺の客引きは、ルアンパバンでは珍しく結構強引でした。
気をつけてください。
※現地民と乗るフェリーじゃなくて、自分達だけでチャーターしたい場合なら爺の船でいいと思います。
あくまで向こう岸に渡りたいだけの人はフェリーで十分でしょう。ちなみに所要時間は5分くらいです。
風を切って進むルアンパバン号。
気持ちよかった。
ルアンパバン6日目
窓を開けて寝ていたので、一晩中蚊に刺されて堪らず朝四時に起きた。
主に足が大変なことになってるけど、大丈夫かなぁ。
寝ぼけてかきむしってるから、ムヒも塗りたくない。
そして今朝もまたひどい雨だったので、プールには入れず。
そのままチェックアウトして次のホテルへ移動。ホテルのミニバンが乗せてくれたが、1人25,000キップ…なんか高くね?
ナイトマーケットまでは無料のシャトルバスを出してくれるのに。というか宿泊客は自分しかいないんだから、ちょっとサービスしてくれても良いのでは、と厚かましくも思った。
本日のホテルは、「Moon’s house hostel」
ツインで1800円ほど。
プールはないが、ナイトマーケットが近くて立地条件は◎
スタッフのJackがウェルカムドリンクとフルーツを出してくれた。
親切に手製の案内地図を見せてくれ、街のことを色々教えてくれた。
もうルアンパバンへ来て6日になるので大体のことは知っていたが、黙っておいた。
Jackはひょろっとしていて陽気な24歳、英語はやや聞き取りづらいがとても親切。以前はあのユートピア(欧米人に人気のカフェ)で働いていたそうだ。
小さなカフェが併設されており、代金に朝食も含まれている。
なんとドリンク・フルーツ付き!
ここのシェイクは氷がなくて1番美味い気がする。
それから、ここへ来て今日で1週間が経つ。
中国人とラオス式火鍋
先日ゲストハウスで知り合った中国人の渋いおじさん(38歳)がラオス式火鍋に連れて行ってくれた。
なかなか渋い、オーラのあるおっさんは喋ることには喋るが全然笑わないのでどうしようかと思った。
聞くと上海で仕事を辞めてシンガポール〜マレーシアあたりからこっちまで旅して来たそう。38歳の渋いおじさんひとり旅。
何か訳ありそうな眼差しをもつ上海おじさんは独特の存在感がある。
彼は海老が好物のようであった。
まあ次に上海に行っても会うことはないだろうが、一応思い出に残る出会いだった。
ちなみにラオス式火鍋は、鍋の上部が焼肉用みたいになっていて、その周りの溝がスープ、タレはピリ辛。
あまり好きではない味だった。
火鍋はやはり中国北京式が1番だと強く感じた。
ルアンパバン5日目
毎日必ず雨が降るので、有名な寺やら丘やらへ行く気が起きずダラダラしている。
そもそも今回ルアンパバンにやって来たのは、何もしないで過ごすためだったので、何も雨の中意気込んで滝やら村やらへ行かなくてもいい。晴れた時に、気分が乗れば行けばいいと思っている。
ルアンパバンに来てから腕時計を付けるのをやめた。正確な時間というものが必要ない生活をしているので、時計はいらなくなった。
また容量の問題でインスタもツイッターもアンインストールしてしまった。
まあ容量のこともあるが、それ以上にこれ見よがしにひけらかすような投稿になるのが何となく嫌だった為である。
また、バカンスのマウント合戦みたいになるのも避けたい。
そういえば今日、iPhoneを落として画面を割ってしまった。
iPhoneを持ち始めて5年ほど経つが、一度も画面を割ったことがなかったので、私のiPhoneは割れない仕様なんだろうと思い込んでいた。
しかも画面の半分までヒビが覆うくらいに激しい割れ方をしてしまったので、さすがにショックを受けた。
iPhoneを取り出して画面を見るたびに悲しい気持ちになるので、もうこのiPhoneを使うのをやめようと思う。
幸い、中国で買ったSIMフリーのiPhone5sを持ってきているので、今後はそっちを使おう。
悔やんでも悔やみきれない。
必要のない時にむやみやたらにiPhoneを触るからだ。
↑雨の日も綺麗なパン屋。
ドミトリー脱出
四日間泊まったChill Riverside Hostelを去った。お湯が出ることと、朝食が美味いこと、ロケーションなどは文句なしだったが、やはりドミトリーは気を使う…
トラベラーが入れ替わり立ち代りやってくるし、シャワーが室内にあるのでベットで誰か寝てると浴びに行きにくい…。
夜は大麻でハッピーになった人達の声が気になる…などの理由で連泊するのはやめて別のホテルを予約した。
ルアンパバン二つ目のホテルは「La vang bua villa」
シングルルーム ¥2200、プール付き!
メインストリートにも近い!と思いきや、
支流の向こう側だったため、市の中心からトゥクトゥクで10〜15分ほどかかる辺鄙な地にあった。
周りには小さな個人商店か民家があるばかりで、見渡す限り道路と山。
市の中心もレストランかホテルしかないので「何もない」印象があるが、ここはさらに輪をかけて何もない…
リゾート風でもなく、ごちゃごちゃした東南アジア的な風景でもなく、カントリー…カントリロード。
ぶらぶらしているうちに雨が降って来た。
スコールかと思いきや普通にただの強い雨で、止む気配はなかったので近くの小さなご飯屋へ。
もちろんカオソーイだ。
一緒に注文したココ・シェイクが今まで飲んだドリンクの中で1番美味かった。
そして、憧れのプール!
水着がないので半分下着のような格好で。
やけに静かだと思いスタッフに聞いてみたら、
Only youとのこと。
つまりこのホテルはいま、貸切状態なのである。
さらに有難いことに、ナイトマーケット行きの無料シャトルバスを出してくれた。
夜は誰もいないプールサイドで蚊に刺されながらゆったりと過ごせる。
こじんまりとした綺麗なホテルで、スタッフも親切。かわいい子猫付き。
難点はWi-Fiがほとんど繋がらないこと、そして辺鄙なところにあることです。
そういうわけで、明日は別のホテルを予約した。荷物を持ったままはしんどいので気に入ったところがあれば連泊したい。