懐古 ルアンパバン
チベット編を書き終わるのはいつになるでしょうか。
チベット旅行から一年経つので記憶も薄れつつある。面白エピソードだけでも記録したい。
さて、なんだか最近事あるごとにルアンパバンでのvacationを思い出す。
あの広大なメコン川から眺める夕日の輝き、カオソーイ、毎晩通ったナイトマーケット、対岸の村、人気のない寺院、ラオのプレイボーイ、上海おぢさんとの羊鍋、日本人のともだち…
いちばん幸せだと感じたのは、最終日ムアントンホテルのプールサイドでひとり、
青い空に流れる白い雲を無心で眺めていた時。
何もしない、何もしなくていい。
誰も何も言わない。誰も自分のことを知らない。
ここでどんな風に過ごそうが、自分から言いさえしなければ、誰も知ることはない。
噂されたり非難されたりしない。
日焼けが少し気になるが(下着のような格好でいたことも少し気にしていたが)
とくに考えるべきこともない。
自分の感情を刺激するようなものはあまりない。
とりあえず、なにもない。
ああ、ルアンパバン。
すっかり心の拠り所になってしまった。
行くあてがない人には是非勧めたい。
1人になりたい人には絶対に。
ルアンパバンルアンパバン。
名前の響きも良い。
今頃は乾季だから、あのクァンシーの滝はきっとエメラルドグリーン。
行きたいな。泳げないけど。
あの雨に濡れた道とか、パン屋の軒先とか。
思い出補正抜きで、良いです。