ルアンパバン現地飲み
最終日の夜、例のラオ・ボーイから飲みに行こうと誘われた。
迷ったが、他のスタッフのお友達もいるから大丈夫だろうと思い一緒に行くことに。
バイクで街頭もない暗い田舎道を抜けて行くと、更地にテーブルと椅子を置いただけのピクニックスペースのような場所に出た。
そこには既に他のお友達やバーのオーナー(タイ人のおっさん)が居た。
全員男だし、更地だし、かかっている音楽はタイの演歌。
自分のイメージしていた飲みとはだいぶ違って、完全なローカル飲み。
しかし今更帰るわけにもいかず参加。
実は元々ラオビールに限らず酒は飲まない。
おつまみなのか、何かの肉と草の積まれたカゴが置かれる。
実は肉もあまり好まない。
流石にいきなりラオスの現地飲みに馴染めるほど私はタフではなかった。
まず、
飲み物に薬を入れられてたら?とか
飲み会の代金を全額負担させられたら?
という不安が頭をよぎったので一切何も手をつけなかった。
酒は飲まない、肉は食べないポリシーなんだ。守らないといけないんだ。
と誤魔化して乗り切る。
幸い、警戒していたようなことは何もなく、普通にお喋りして終わったが
女1人でこういう真似はしない方がいい(当たり前)
何もなくて良かった。
ところでラオスの若い子は結構英語が上手い。
自分は英語弱者なので所々聞き取れない、理解できないところはあったが、あとは想像で補う。
1人英語の上手い子が「自分は英語の先生になろうとしたが働ける学校がなかった」と言っていた。コネがないとダメらしい。
その子はモン族の出身で、モンの男は妻を4〜5人娶れる。金のある男が貧しい女を娶って養う、win-winの構図があると言っていた。
しかし僕はモン族を抜けたい…と呟く(ように聞こえた)
この子とはFacebookを交換した。
この飲みの時点で時間は22時をすぎており、私はもう帰りたかった。
せっかく取った良いホテルを満喫できないのでは意味がない。
しかし、じゃ私は帰ります^^と自然に抜けることはできない。
暗いし歩いて帰れる距離ではないので、最初に誘ってくれた男の子にバイクで送ってもらわなければならないのだ。
実は昨日の夜くらいから、こいつはずっとLINEを送ってきたので、面倒な予感はあった。
こっちは一切思わせぶりな事をした覚えはないが、誘いに乗るというだけでも十分その気にさせてしまうものかと少し反省した。
結果、彼はちゃんと私を送り届け、なんにも変な真似はせず、去っていったので結局の所悪い奴ではなかった。
しかしこの日から立て続けにくどいLINEをよこしてきて、完全にめんどくさくなり、以後無視した。
出会って2日でI Iove you.
自分は単純にラオスの友達が欲しかっただけだが、まあそんなにうまくいかないのが男女の間というものか。
逆玉狙いか。
自分なんて大して金もないただの学生に過ぎないのに。
それでも彼からしたら、十分金があるように見えたと思う。
まあ不快な気持ちにもなったが、現地の人とこんな距離で話せるとは思っていなかったのである意味濃い思い出。