TIME TRAVELER CHITA

I'm CHITA, Hongkong super star. Tibet

ウィーンのラーメン

ウィーンについた翌朝、まず初めにしたことはラーメン屋探しだった。

 

あの日、無賃乗車をしてまで向かおうとしていたのは実はラーメン屋だったのである。

 

誰かがネットにまとめた、ウィーンのラーメン屋ランキングを参考に探したが

日曜は休みの店が多く、ランキング3位くらいに挙げられていた「kojiro」という店に行くことにした。

 

その日私は路面電車の乗車に失敗し、混乱してチャレンジする気力がなくなってしまったので歩いて「kojiro」へ向かった。

1時間くらい歩いた。

 

どうせ3日もすれば日本に帰るのに、それでもどうしてもラーメンが食べたくて、その気持ちを抑えられなかった。

 

何度も思うが、一人旅じゃなければこんなことできないと思う。

 

念願の醤油ラーメン(9.8€)

 

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味は普通。

1223円の高級ラーメン。

大学の食堂のラーメンと互角くらい。

でも十分。ラーメン欲は満たされたのだから。

素晴らしい、星5つあげたい。

 

 

やはりバンコクのラーメンの方がレベル高いね。

 

中国にいた時も、日本のラーメンに限りなく近いラーメン屋を探すのに、

日本人留学生同士情報を共有しながら頑張っていたなぁ。

 

日本人は世界のどこにいようと、ラーメン欲から逃げることはできない。ということである。

 

 

 

 

 

 

 

Time travel Wien

さて、宮殿と博物館を楽しんだ後

まだ時間があったので、中心地へ戻った。

 

次の目当ては、ウィーンの新感覚博物館「Time travel Vienna」というアドベンチャー施設だ。

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https://www.timetravel-vienna.at/en/jp/

 

日本語のオーディオガイドあり!

 

ウィーンの歴史をツアー形式で体験できる。

初めは小さなシアタールームで、古代から中世くらいまでのウィーンを5Dで臨場感たっぷりに見せられた。

ネズミの大群が走るシーンでは、尻尾が足に当たる感覚まで体験させられ

同じツアーに参加していた地元の中学生たちは大盛り上がりだった。

 

それからハプスブルク家の人物をかたどった蝋人形が喋り出すショーや、黒死病が流行った時代の再現、モーツァルトのお家見学などなど、一人で行ってもかなり楽しい!

 

そして、戦争時代の体験コーナーへ。

実際に地下防空壕に入り、爆弾の振動を体感した。

 

チケットは19€と、そこそこ高いが

1時間ほどのアトラクションで、飽きずに楽しみながらウィーンの歴史を学べる良い所だった。

 

とりあえず課外学習に来ていたウィーンの中学生?がテンション爆上げで、手のつけられない状態であった。

かくいう私も、5Dの時点でかなりテンションが上がっていたので平静を装うのに苦労した。

 

最後はウィーン独立から現代までの映像を見て、平和は尊いね、という感じで終わった。

 

 

 

ブログのタイトル通り、タイムトラベルを達成!嬉しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィーン観光2日目

ウィーン滞在最終日は月曜だったため、多くの美術館は閉まっていた。

 

そこで、いとこが勧めてくれたシェーンブルン宮殿へ行ってみることにした。

一日乗車券を買ったので、路面電車も地下鉄もバスも自由に乗り回せる。

初日は自身の無知の為に混乱したが、仕組みを知ってしまえばウィーンの交通機関は本当に便利だ。

改札がないので気軽に乗り降りできるし、どこも混んでいなくてストレスフリー。

 

路面電車から整然とした文化的な町並みを眺めながら、宮殿へ。

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この日は曇りだったが、この瞬間だけ少し雲が晴れて青空がのぞいた。

宮殿の敷地はかなり広く、観光客もまばら。

 

 

メインの建物を離れると人気がなくなる。

こんないい感じの場所も独り占めできてしまう。

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すぐそばにはこんな素敵な道があった。

ベンチに座って少し休憩。

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何が素晴らしいって、とにかく人が多くない。

メインの場所はさすがにそれなりに観光客が見えるが、少し道を逸れると簡単に1人になれる。

 

 

中国のように人でひしめき合ったりしていないので外へ出ても心が休まる。

外国へ行くのは好きだが、観光地を回るのはあんまり好きじゃないのは人混みが嫌だからだ。

 

静かな宮殿の雰囲気を楽しんだ後は、唯一開いていた自然史博物館へ。

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ここでは学生料金にはしてもらえなかった。

大人1人9€とかそれくらいだった。

 

ここは古代の生物から、惑星、鉱物などの様々なゾーンが設けられていたが

正直建物そのものが立派すぎて、展示物に目がいかない。

恐竜コーナーなんかは結構作りが凝っていて、ナイトミュージアム的な雰囲気を感じた。

 

各ブースに休憩用の椅子が多く用意されているのも良い。

しかもその椅子も1つ1つアンティークな調度品という感じで美しい。

展示品は物凄く丁寧に飾られているので、全て見て回ろうとしたら1日はかかると思う。

 

朝から歩き疲れたので、鉱石ゾーンにあったふかふかのベンチでこっそりお昼寝した。

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椅子の座り心地が本当に良かったので結構長い間座っていた。

椅子の写真を撮っておくべきだった。

 

少し軽く寝て、ふと顔を上げると知らないおじさんがこちらを見て笑みを浮かべていたので怖くなって退散した。

 

エントランスホールに戻って、改めて天井や階段を見るとめっちゃ凝ってて感心した。

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この階段なんかいかにもフォトジェニックで、

若い人がおしゃれな写真を撮るのに奮闘しているのを横目に一人退館した。

 

 

 

続く→

 

 

 

 

 

 

夜の教会で

旧市街の中心に向かって歩いていくと、青い屋根の素敵な教会が現れた。

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聖ペーター教会。

ウィーンで一番だか二番目だかに古い教会らしい。

こちらはシュテファン教会よりもこじんまりとしている。

中の装飾は割と重々しくも美しい。

 

入り口で教会コンサートのチケットを販売していたので、その晩行ってみることにした。

前の方からA(49€)、B(39€)、C(29€)と三種類の席がある。

 

学生なら10€引きにできる、と言われたのでBを買った。

国際学生証などは持っていないが、と一応聞いてみるとチケット売りのおじさんが

「You're young」だから見せる必要はないと言う。

高校生くらいに思われたのかもしれない。

 

Bの学生割引で29€。

ちょうど30€出すと、チケおじが

お釣りの1€が無いと困り出した。

それならお釣りは結構ですと言うと、私の寛大な姿勢に感心したのか

同じ金額でA席のチケットをくれた。

 

ちなみに教会コンサートにはドレスコードはないのでColumbiaのウィンブレでも大丈夫(確認済み)

 

コンサートは夜8時からだったので、その辺をウロウロしてお土産を買ったりしながら時間をつぶす。

 

夜になると結構冷えて来たので早めに教会へ入った。

最前列に案内されてワクワク。

 

そしてこの美しさ。
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弦楽四重奏で、曲はモーツァルトやバッハ等いろいろ。

知ってる曲もあったし知らない曲もあった。

 

教会内は暖房がないので激寒、でも音の響きがすごくて心が洗われるようだった。

 

数日前までは広大な砂漠の真ん中で、人間は末端だという真理に達していたのに。

宇宙の塵のような存在の人間が、こんなにも繊細で綺麗な装飾や、形のない美(音楽等)を創り出してしまうなんて、と恐ろしさすら感じた。

 

聖ペーター教会、大好きになった。

また来ようと思う。

 

 

コンサート後、満ち足りた気持ちで外に出るともうレストラン類は閉まっていたのでマクドナルドへ行った。

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この世には、もっと質の高い食べ物はたくさんあるが

やはりチーズバーガーが食べたい。

 

 

もし一人旅じゃなかったら、素敵なコンサートの後にジャンクフードなんて誰が許してくれるだろう。

 

 

夜も美しく輝く教会の近くに、

なんだかんだマクドナルドがある。

そんなウィーンが好きです。

 

 

Vienna2日目

この日、ウィーンは曇りだった。

 

ゆっくり寝て、ゲストハウス内のカフェで朝食(4ユーロ)を食べた。

ドリンクは何でも飲み放題、コーヒー系、お茶系ともに充実していて

バニラミルクを飲んだ。

バイキング形式で果物もあるし、なんならワッフルメーカーもある。

 

明るいダイニング風のテーブルで食べながら、向かいに座っていたフランス人とロシア人と喋った。

みんな雰囲気が良くて、優しくてとてもいい気分になった。

 

ヨルダンを出るときのギスギスした感じもすっかり落ちて穏やかな心持で観光に出かけた。

ウィーンの交通機関は市電・地下鉄・バスともに共通のチケットなのだが、よく調べずにチケットを買わないまま市電に乗ってしまった。

市電の中にも発券機はあったが、コインしか使えず

紙幣しか持っていなかった私はまたもや詰んでしまった。

 

困っていると近くにいた親切な人が、「チケットがなくてもいちいち確認されないから降りても大丈夫だよ。戻ってまたチケット買えばいいから」と教えてくれた。

 

そういうわけで、思いがけず無賃乗車をしてしまった。

そこでようやくウィーンの交通機関について調べ、基本的にチケットは確認されないが

たまに係員が巡回にきて、その際に有効なチケットを持っていないと容赦なく罰金をとられるということを知った。

 

最初は仕組みが分からず、ウィーンに短期留学していた従姉にすぐさま連絡をとり

ようやく市電・地下鉄・バスは共通のチケットで乗車できること、

ある一方向へ進むなら1枚のチケットだけで永遠に乗り継ぎができること、

普通はみんな定期を使っていることを理解した。

7ユーロほどの1日乗車券が便利そうだったので、それを買うことにした。

 

とりあえずシュテファン教会のある辺りへ出かけてみた。

美しい街並みと馬車!(乗っているのは観光客)

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右を見ても左を見ても本当に綺麗。

お土産屋さんも粋な品物ぞろいで見るのが楽しかった。

モーツァルト系、クリムト系、マリアテレジア系のお土産が多かった。

 

ウィーン、良いね!

 

 

 

 

 

Viennaへ

ヨルダンのクイーンアリア空港からウィーンへ向かう。

ライアンエア、再び。

荷物を預け入れる客と共に早々にデスクに並んだ。

いけてるアラビア人スタッフが、印刷済みのペラペラの搭乗券にスタンプを押してくれるが、やはりVISAチェックの欄は空白のままだった。

一応念のため、この部分はこれでいいの?と確認したがOKとのことだった。

結局、VISAチェックとはいったい何なのか。

機内の頭上の棚に入れる荷物も、とくに確認されなかったし

棚に入れる荷物×1、座席の下に入れる荷物×1というチケットを買っていたが

正直棚に何個荷物を入れようがバレない・・・。

 

いけてるスタッフが「日本大好き。日本人はみんなアニメ見てるの?」と言ってきた。

ちなみにヨルダンでも昔からコナンの放送があって、友達は小さい頃よく見てたと言っていた。

しかも驚いたことに、あの世界名作劇場「ロミオの青い空」も放送していたらしい。

最近はもうやっていないのか、このアニメを知っている人は多くない。

こんな遠い地の人と同じアニメを見て育ってきたなんて、考えると不思議だ。

アニメは凄い。

 

 

帰りのライアンエアはずっと寝ていたので記憶がない。

隣がどんな人だったかも覚えていない。

 

ちなみにライアンエアは搭乗までの手続きはめんどくさいが

乗ってしまえば他のLCCと大して変わらない。

やっぱりこの安さは強い。

 

 

そんなこんなでウィーン到着。

21時頃だったと思う。

SIMカードを買うかすごく迷った。

滞在は3日程なのでまあ何とかなるか、と買わなかったが実際なくても全然余裕だった。

市内の観光地は無料wi-fiが普通に飛んでいるから。

 

 

空港から市内のゲストハウスへ向かうのに、市電やらエアポートバスやら色々な選択肢があってどうしたらいいのか分からなかったので、

電車のチケットを売っているオフィスのお姉さんに聞くと

あなたのゲストハウスならエアポートバスで直接行けるよ、と親切に教えてもらった。

とても優しかった。

 

空港を出るとわかりやすくバス停が並んでいて、各バス停の前にもきちんとチケット発券機があり感動的だった。

googlemapの駅名と照らし合わせながらバスを待っていると

ベビーフェイスのおじさんが近づいてきてバスの乗り方がわからない、と訴えてきた。

私も観光客だから知らない、と答えたが

僕はウクライナから来た××(名前:失念)です、となぜか握手を交わして一緒にバスに乗った。

ベビーフェイスおじさんは可愛い顔をしていたが、何を言っているかよくわからない(英語)上にどこに行きたいのかも不明で

「君についていけば正しい気がする」とか言ってくるのでちょっと警戒した。

バスの中はWi-Fiが飛んでいるので、Googlemap使えば?と助言したがキョトンとしていたので代わりに調べてあげた。

 

すると別の観光客も近づいてきて、ホテルの予約確認書みたいな紙を見せられ

助けを求めてきたので調べてやったが、

google map使えば???

wi-fi飛んでるよ、と100回くらい言っても通じなかったので

意外とみんな文明の利器を使いこなせていないのかもしれない。

 

ベビフェおじさんが運転手に頑張って尋ねていたが、意思疎通できず

うざがられていたのでちょっと可哀そうだった。

しかし「良くわかんない、でも多分大丈夫、君についていく!」みたいな感じだったので本当にホテルまで付いてきたらどうしよう、と思っていると

突然ここだ~!と言って風のように下車していった。一安心。

 

 

駅からゲストハウスまではちょっと暗かったが、危ない雰囲気もなく

街並みもきれいだった。

ゲストハウスの人は異常なほど明るく優しくて、

へとへとになった私にアップルティーを淹れてくれた。

 

ゲストハウス全体がおしゃれで綺麗で、ドミトリーでも全然問題なかった。

シーツ類も清潔だし、ちょっと暑いくらいの空調も寒いよりは全然マシなのでよかった。(アンマンのドミは寒すぎて眠れなかった)

 

 

ウィーン、思ったよりもずっと良い。

 

 

 

 

 

 

アンマンの交通は不便

友達と別れたあと、Uberで空港行きのバスが出ているバス停へ向かった。

それらしい広場に出たのでいったん下車したが、

バス停の印が見当たらない。

観光客もおらず、地元民ばかりなのでどこからバスが出るのか全く見当もつかない。

 

近くのジェットバス(ヨルダンの観光バス会社)のオフィスで聞いてみたが

良くわからない方向を指された。

ジェットバスのシャツを着て立っているおじさんが居たので、

もう一度聞いてみると、その人と話していた白タクの運転手が割り込んできて

8JDで乗せてやる、としつこく絡んできた。

バスなら3.3JD。

普通に高いし、白タクは信用できないので乗りたくない。

いや、バス乗るからいいです、とその場を去ったが

永遠についてくる白タクの爺。

あまりのしつこさと、バス停が見つからない不安で思わず泣きたくなってしまった。

完全に余裕を失ってしまい、日本語で「もういいって!!」とキレながらバス停を探す。

それらしいバスを見つけたが運転手が英語を話せないので、友達に電話をかけて助けてもらう。

どうやら乗り場はここではなく、空港方向の道路のわきに立っていればいいらしい。

大きな道路に出てはみたが、いったいどこに立てばいいのか。

バス停はなく、バスが来たら乗りますとアピールすればいいらしい。

無茶苦茶だ、と思いながらうろうろしていると外国人観光客が話しかけてきて

空港行きのバス停を探していると言う。

一緒にうろうろしていると、小さなバンがわきに止まって

エアポート!と言うので、もうどうにでもなれと思って乗車した。

 

3.3JDと言われたので、おそらくこの車で合っているんだろう。

急に疲労がピークに達し吐きそうになったが耐える。

素晴らしい一週間の締めくくりが、思いがけずドタバタしてしまい嫌気がさした。

ヨルダンには電車がない。交通手段はタクシーか、Uberくらいしかないのだ。

バスの案内はないし不便すぎる。

結局よくわからないまま乗ったとか・・・。

運転手に3.3JDと言われたが0.3JD足りなかった。

大きな紙幣はあったが、おつりがないのか0.3JD!!!と怒られる。

はあああああ、となっていると

後ろの席に座っていたアラブのおじさんが代わりに払ってくれた。

思わず泣きそうになった。

 

これから、日本で困っている外国人がいたら

絶対に助けようと決心した。

 

 

ヨルダン観光は素晴らしいが、交通は終わっている。いや始まってない。

ツアーを組んで車をチャーターした方が楽だと思う。

 

まあ何はともあれ、無事にヨルダンを出国できたので良しとする。

今回は破損、紛失、怪我病気ともに無し。

 

ありがとう、さようならヨルダン。

次くるときまでには、交通網をしっかり整備しておいてください。