TIME TRAVELER CHITA

I'm CHITA, Hongkong super star. Tibet

Viennaへ

ヨルダンのクイーンアリア空港からウィーンへ向かう。

ライアンエア、再び。

荷物を預け入れる客と共に早々にデスクに並んだ。

いけてるアラビア人スタッフが、印刷済みのペラペラの搭乗券にスタンプを押してくれるが、やはりVISAチェックの欄は空白のままだった。

一応念のため、この部分はこれでいいの?と確認したがOKとのことだった。

結局、VISAチェックとはいったい何なのか。

機内の頭上の棚に入れる荷物も、とくに確認されなかったし

棚に入れる荷物×1、座席の下に入れる荷物×1というチケットを買っていたが

正直棚に何個荷物を入れようがバレない・・・。

 

いけてるスタッフが「日本大好き。日本人はみんなアニメ見てるの?」と言ってきた。

ちなみにヨルダンでも昔からコナンの放送があって、友達は小さい頃よく見てたと言っていた。

しかも驚いたことに、あの世界名作劇場「ロミオの青い空」も放送していたらしい。

最近はもうやっていないのか、このアニメを知っている人は多くない。

こんな遠い地の人と同じアニメを見て育ってきたなんて、考えると不思議だ。

アニメは凄い。

 

 

帰りのライアンエアはずっと寝ていたので記憶がない。

隣がどんな人だったかも覚えていない。

 

ちなみにライアンエアは搭乗までの手続きはめんどくさいが

乗ってしまえば他のLCCと大して変わらない。

やっぱりこの安さは強い。

 

 

そんなこんなでウィーン到着。

21時頃だったと思う。

SIMカードを買うかすごく迷った。

滞在は3日程なのでまあ何とかなるか、と買わなかったが実際なくても全然余裕だった。

市内の観光地は無料wi-fiが普通に飛んでいるから。

 

 

空港から市内のゲストハウスへ向かうのに、市電やらエアポートバスやら色々な選択肢があってどうしたらいいのか分からなかったので、

電車のチケットを売っているオフィスのお姉さんに聞くと

あなたのゲストハウスならエアポートバスで直接行けるよ、と親切に教えてもらった。

とても優しかった。

 

空港を出るとわかりやすくバス停が並んでいて、各バス停の前にもきちんとチケット発券機があり感動的だった。

googlemapの駅名と照らし合わせながらバスを待っていると

ベビーフェイスのおじさんが近づいてきてバスの乗り方がわからない、と訴えてきた。

私も観光客だから知らない、と答えたが

僕はウクライナから来た××(名前:失念)です、となぜか握手を交わして一緒にバスに乗った。

ベビーフェイスおじさんは可愛い顔をしていたが、何を言っているかよくわからない(英語)上にどこに行きたいのかも不明で

「君についていけば正しい気がする」とか言ってくるのでちょっと警戒した。

バスの中はWi-Fiが飛んでいるので、Googlemap使えば?と助言したがキョトンとしていたので代わりに調べてあげた。

 

すると別の観光客も近づいてきて、ホテルの予約確認書みたいな紙を見せられ

助けを求めてきたので調べてやったが、

google map使えば???

wi-fi飛んでるよ、と100回くらい言っても通じなかったので

意外とみんな文明の利器を使いこなせていないのかもしれない。

 

ベビフェおじさんが運転手に頑張って尋ねていたが、意思疎通できず

うざがられていたのでちょっと可哀そうだった。

しかし「良くわかんない、でも多分大丈夫、君についていく!」みたいな感じだったので本当にホテルまで付いてきたらどうしよう、と思っていると

突然ここだ~!と言って風のように下車していった。一安心。

 

 

駅からゲストハウスまではちょっと暗かったが、危ない雰囲気もなく

街並みもきれいだった。

ゲストハウスの人は異常なほど明るく優しくて、

へとへとになった私にアップルティーを淹れてくれた。

 

ゲストハウス全体がおしゃれで綺麗で、ドミトリーでも全然問題なかった。

シーツ類も清潔だし、ちょっと暑いくらいの空調も寒いよりは全然マシなのでよかった。(アンマンのドミは寒すぎて眠れなかった)

 

 

ウィーン、思ったよりもずっと良い。

 

 

 

 

 

 

アンマンの交通は不便

友達と別れたあと、Uberで空港行きのバスが出ているバス停へ向かった。

それらしい広場に出たのでいったん下車したが、

バス停の印が見当たらない。

観光客もおらず、地元民ばかりなのでどこからバスが出るのか全く見当もつかない。

 

近くのジェットバス(ヨルダンの観光バス会社)のオフィスで聞いてみたが

良くわからない方向を指された。

ジェットバスのシャツを着て立っているおじさんが居たので、

もう一度聞いてみると、その人と話していた白タクの運転手が割り込んできて

8JDで乗せてやる、としつこく絡んできた。

バスなら3.3JD。

普通に高いし、白タクは信用できないので乗りたくない。

いや、バス乗るからいいです、とその場を去ったが

永遠についてくる白タクの爺。

あまりのしつこさと、バス停が見つからない不安で思わず泣きたくなってしまった。

完全に余裕を失ってしまい、日本語で「もういいって!!」とキレながらバス停を探す。

それらしいバスを見つけたが運転手が英語を話せないので、友達に電話をかけて助けてもらう。

どうやら乗り場はここではなく、空港方向の道路のわきに立っていればいいらしい。

大きな道路に出てはみたが、いったいどこに立てばいいのか。

バス停はなく、バスが来たら乗りますとアピールすればいいらしい。

無茶苦茶だ、と思いながらうろうろしていると外国人観光客が話しかけてきて

空港行きのバス停を探していると言う。

一緒にうろうろしていると、小さなバンがわきに止まって

エアポート!と言うので、もうどうにでもなれと思って乗車した。

 

3.3JDと言われたので、おそらくこの車で合っているんだろう。

急に疲労がピークに達し吐きそうになったが耐える。

素晴らしい一週間の締めくくりが、思いがけずドタバタしてしまい嫌気がさした。

ヨルダンには電車がない。交通手段はタクシーか、Uberくらいしかないのだ。

バスの案内はないし不便すぎる。

結局よくわからないまま乗ったとか・・・。

運転手に3.3JDと言われたが0.3JD足りなかった。

大きな紙幣はあったが、おつりがないのか0.3JD!!!と怒られる。

はあああああ、となっていると

後ろの席に座っていたアラブのおじさんが代わりに払ってくれた。

思わず泣きそうになった。

 

これから、日本で困っている外国人がいたら

絶対に助けようと決心した。

 

 

ヨルダン観光は素晴らしいが、交通は終わっている。いや始まってない。

ツアーを組んで車をチャーターした方が楽だと思う。

 

まあ何はともあれ、無事にヨルダンを出国できたので良しとする。

今回は破損、紛失、怪我病気ともに無し。

 

ありがとう、さようならヨルダン。

次くるときまでには、交通網をしっかり整備しておいてください。

 

 

 

 

 

さらば、ヨルダン

そんなこんなで一週間が過ぎ、アンマンを去る日がきた。

楽しい時間はとても早く過ぎ去る。夢中だからだ。

 

砂漠で星を見る、という夢を叶えることができて本当に良かった。

これからは、わたしは死海に浮かんだことがある。と声高々に言うこともできる。

 

とにかく、一週間ほとんど付きっきりで案内してくれた友達には大感謝である。

もっとも、この人と友達になっていなかったならば、

おそらくヨルダンに行こうと思うこともなかっただろう。

この人と巡りあわせてくれた中国にも感謝したい。

お互いの母語は知らなくともコミュニケーションがとれたのは

英語と中国語という便利な言語のおかげでもある。

 

そして、自分を生んでくれた自然にもありがとうという気持ちで胸がいっぱいになる。

 

ちょっと遠かったけど、来てよかった!

 

最後、市内で友達と別れた。

「いろいろしてくれてありがとう」

と伝えると

「来てくれてありがとう」

と返してくれた。

 

次はいつ会えるか分からないけれど、

別れる為に出会ったわけではない by もくもくちゃん(twitter)

 

 

なんか本当に楽しい一週間だった。

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砂漠で過ごした夜

この夜、リビング代わりの大きなテントで

宿泊者全員で夜ご飯を食べた。

ご飯はバイキング形式。

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おかずが5〜6種類、中東のパン、お茶など

なかなか豪華で美味しかった。

キャンプスタッフのベドウィンは皆親切でいい感じだった。

 

ご飯の後は、焚き火の周りでお茶を飲みながらみんなで談笑。
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リトアニアから来た家族、ニューヨークのカップル、キエフ(たぶん)から来た人…

世界中からこの砂漠にやってきた旅行客が一緒になって火を囲む。

 

 

 

 

見上げれば満天の星空。

 

ちょっと散歩しようか、と友達と元上司の3人でキャンプを離れた。

歩いていくうちに、皆の話し声や歌声が遠のいていき、我々の砂を踏む足音だけが響く。

 

 

あたりは岩と砂と星空のみ。

キャンプからだいぶん離れてしまうと、もう辺りは完全な静寂に包まれた。

 

 

誰も何も言わなかったが、暗黙の了解で誰もライトをつけなかった。

星空の明かりだけなので、暗闇に目が慣れても足元はほとんど見えない。

ただ静かに歩き続ける。

 

見回すと、真っ黒の岩の形が見えるだけで

まるで本当に火星にいるかのような気がしてきた。

 

フードを被った2人のアラビア人の影が、なにかの古い物語に出て来る人物のように見える。

 

 

しばらく歩いてからこれ以上進むのをやめて、

適当に座って星空を鑑賞した。

天の川らしき星の群が見えるが、空が星に埋め尽くされているので正座の形は正確には辿れなかった。

 

ぼそぼそと英語で話し始める2人。

 

自分は静寂と闇の中で考えることを辞めて、完全に自然に身を任せていたので会話の内容はあんまり覚えていない。

ムスリムである元上司がイスラム教について話してくれた気がする。

 

1つしっかりと覚えているのは友達が、「もし今なにか事柄や人に感謝できるとしたら、なにに感謝するか」という問いを立てたこと。

 

元上司は自分の人生の全てに感謝すると言い、

2人におまえは?と聞かれたので、

私はネイチャーに感謝すると答えた。

 

岩と砂と星空しかない世界で、

自分や他の人間たちは全て、宇宙の塵に過ぎないのだとその時本気で思った。

地図上では、中東のとある砂漠の一画に滞在しているだけで

この世から隔離された秘境にいるわけではない。

 

それでも

見渡す限りの砂漠と静寂に包まれていると、

自分は宇宙の中の、とある星の生命体の末端でしかない。

ここにいる誰もがそうなのだ。

皆同じ星のチルドレンなのだと

そう考えずにはいられなかった。

 

自然に生かされている。

いや、自然に干渉されずに生きている。

 

これは本やネットで見た誰かの妄想ではなく、

自分自身の人生から生まれた発想であることに

大層感動した。

 

 

We are all children of the same planet だね、と言うと2人はなんか知らないが、お前もまあまあ良いこと言うじゃん的な感じで喜んでくれた。

 

 

砂漠の夜は寒いが、耐えられないほどではない。

元上司が自分の大きなあったかいコートの中に入れてくれた。

お父さんが2人の子供を抱き寄せている感じで。

 

砂漠・ファミリー。

 

 

 

それから、イスラムの瞑想法を教えてもらい3人で瞑想した。

全身の感覚が研ぎ澄まされて、精神的にずきずきした。

 

 

 

 

 

自分の文章力ではとても表しきれないほどの感動を知った夜だった。

真っ暗なので写真もない。

下手に言葉にしてしまうと陳腐な感想文になってしまいそうで書きたくなかった。

 

でもやっぱりこの日は特別な思いを抱いたので

残したい。

 

 

読み返してみると何が言いたいのかよく分からない。

 

 

 

これを読んだ方、行ってみてください。

砂漠へ。

 

 

 

 

砂漠へ

ペトラからワディラムへ。

夕日に間に合うように、少し急ぐ。

砂漠のハイウェイを走りながら景色を楽しんだ。

 

道中現れた巨大な風力発電。

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なんだか奇妙な光景、少しこわい。

 

 

ひたすらデザートハイウェイを走り、ようやくワディラムの自然保護地区へ。

キャンプのスタッフが案内の為迎えに来てくれる。

砂、岩。茂み。

タイヤの後はチラホラあるが、火星感は凄い。

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今回泊まるベドウィンのキャンプ。

友達とツインルームを取った。

中には簡素なベットが2つ。

それから暖かい分厚めの毛布も1人2枚ずつ置かれていた。

トイレも市内のホステルと何ら変わらず、思ったよりもだいぶ綺麗だった。

 

 

 

着いた時点でだいぶ日が暮れかけていたので

夕日スポットへ移動。

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この一帯の夕日スポットは限られているのか

他の観光客がたくさん居て少し萎えた。

また大気が霞んでいてそこまで美しい夕日は見られなかった。

 

でも大丈夫。

夕日よりも星空。

まだ朝日のチャンスもある。

 

せかせかせずに楽しもう。

 

ペトラ遺跡

ペトラ遺跡+ワディラム砂漠キャンプツアーいよいよスタート!

 

これがヨルダン旅行の目玉。

ヨルダン人の友達がアレンジしてくれた、無理のないショートトリップだ。

 

残念ながら今回ペトラ遺跡は1番有名な所を通るルートしか行っていない。

本気でペトラ遺跡を見るなら2〜3日は必要らしい。

友達の仕事の都合もあるし、私は砂漠で星空さえ見られればあとはオマケくらいに思っていたので異存なし。

 

 

そして今回は友達の元職場の上司が強いカッコいい車で我々をペトラ遺跡、ワディラムへ連れて行ってくれることになった。

 

ちなみにアンマン市内で旅行会社のツアーに申し込めばペトラ遺跡もワディラムも簡単に行ける。

 

自分たちで行く場合でも、市内から4〜5時間は砂漠のハイウェイを走るためガソリン代がかかるし、ホテルも別で支払うので

結果、車・ホテル込みのツアーとそれほど値段は変わらないように思う。

 

 

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車外の景色は最高!

雲の形が絵のようで面白い。


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独特の街並み。

 

3人でお喋りしたり、QUEENをかけたりして楽しみながらペトラへ向かう。

元上司はQUEENを聴いたことがないらしい。

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アンマンを出て3時間くらいでペトラ遺跡に着いた。

 

入場料、外国人は50JD(8000円)

そして現地民は1JD

50倍!!

 

それでも見る価値は充分ある。

早速ゲートを抜けて、スタート地点へ向かおうとしたところで

「馬に乗らないか」と声をかけられた。

ゲートから下の写真にあるような岩山ゾーンまでは少し距離がある。

と言っても歩いて20分くらいだと思う。

そこを馬車や馬で移動できるらしい。

 

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私は別にどうでも良かったが、
「高い入場料を払っているのでこいつはタダにしてあげる」と言ってきたので
2人に勧められて結局馬に乗ることになった。

 

馬に乗るのは初めてで、最初は少しだけワクワクしたが

訳のわからん奴に言いくるめられてしまった感があり、あんまり面白くなかった。

 

しかも、途中から付き添いの奴が離れて完全な1人乗りになってしまった。

馬を止める時はこの手綱を引く、とだけ教えられたが

私の馬は引いても止まってくれない。

あまり強く引きすぎると暴れてしまうのではないかという心配があったので

どうにもできず馬に任せた。

 

しかし途中、羊の群れに遭遇してしまった馬は興奮したのか急に歩みを速め出した。

疾走ではないが、やや走り気味になってしまい、上下に激しく揺れた。

自分もパニックになってしまい、綱を引いているのかどうかもうよくわからない。

馬引きの奴が「ストップしろ!」と大声で叫びながら追いかけてくる。

 

一瞬本当に落馬しそうになって心臓が止まるかと思った。

徐々に力を入れて綱を引くと馬は止まった。

 

馬引きの奴が、おい何してんだよ気をつけろみたいなことを言っていたが

お前こそ何をしてる。

 

一応渡すように言われていたチップ2JDを渡したが不服そうな顔をしていた。

足りないのだろうか。

 

もう2度と馬には乗りたくない。

 

序盤でこんな怖い思いをしてしまった。

ようやくスタート地点につき、ここからは徒歩で進む。

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岩の合間をぬって歩く。

天気が良く少し暑い。汗ばむ。

 

観光客は居るが、そこまで多すぎて嫌気が指すというほどではない。

中国人の団体客、日本人の卒業旅行っぽい若者、ヨーロッパの夫婦などなど。

ごくありふれたメンツである。

 

 

 

 

そして、しばらく歩いて行くと…

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エルハズネ!!バーン

 

さすがにこの前は写真を撮って居る観光客がたくさんで、ピンショットを撮るのはなかなか難しい。

お土産売りのベドウィンの子供が付きまとってくるが、私には2人のアラビア人のお供がいるので怖くない。

 

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エルハズネ以外にも色々面白い見所はたくさんある。

それこそ、他のルートを辿ればもっとだ。

本当に広くて途方ない。

 

 

 

元は砂漠で暮らしていたベドウィンという人達の一部は、今はペトラ遺跡の中で土産販売の仕事をすることを許されているらしい。

 

 

 

 

ちなみにエルハズネは貸しきることができる。

友達の今の会社の社長はエルハズネを貸し切って結婚式を挙げたらしい。

写真を見たが、すごく幻想的で素敵だった。

砂漠に映える白い服を着て、ろうそくの灯りが揺れる遺跡で愛を誓うなどロマンチックの極み。

でもとんでもない金がかかりそう。

 

 

 

 

以上、ペトラ遺跡。

次来る時は近くにホテルをとってゆっくり見てみたい。

 

 

 

全体的に楽しかったが、冒頭の落馬の恐怖が未だに拭えず思い返すと苦しくなる。

動物には優しくしようと思った。

 

 

 

 

 

死海ビーチ

なんだかんだで明日アンマンを発つ。

本当は時系列に書いていくつもりだったが、

ゆっくりとできる居心地のいい場所があまりなかったので書けなかった。

 

今、死海のプールサイドでやっと落ち着いた時間を過ごしている。

時間は前後するが、この際思うままに記録していこうと思う。

 

 

実は昨日の晩まで同行者が見つからず、仕方ないので一人で行くしかないと思っていた。

 

バスは毎日出ているが、午前一本しかないし、一人だからタクシーなんかも高くなるしで

もう正直行く気がだいぶん失われていた。

 

なにより「一人でビーチ」

一人で過ごすのも楽しいが、一人で海に入って泥パックをして…想像するにあまり楽しくなさそうだし、誰が写真を撮ってくれるのか?

 

 

それでも、この機会を逃せばきっともうしばらくは死海に行くことなんてないだろう、と思い直し

市内から死海へのジェットバスを予約しようと試みた。

スマホからwebサイトにアクセスしてカードの番号まで入力したが、なぜか完成しない。

色々と不具合のあるサイトだったので3〜4回トライして嫌になって辞めた。

 

朝になったら直接バスのオフィスへ行くことにして、やや不貞腐れて寝床に戻った。

本当に誰とも一緒に行けないなんて、もはや私の運もここまでか、と。

 

 

そして今朝、何だかものすごくめんどくさいという気持ちで起き上がり、死海へ行く支度をしていると

隣のベットで寝ていた、おそらく来たばかりのお姉さんが突然起き上がり

「Hi! Are you going to go deadsea ?can I join you?」と声をかけてきた。

 

SURE!!!!!!である。

 

 

なんてラッキーなんだろう。

出来すぎたストーリーだ。

神様は私を見放さなかった。

 

 

そしてそのお姉さん(香港人)と、バスのオフィスへ向かい、バスに乗車、何の不具合もなく死海へ。

 

無料のビーチはゴミだらけだと聞いていたので

20JD(3000円ちょっと)のホテルのビーチ&プール入場券を買った。

 

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素晴らしい。


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これが死海。

ぱっと見は普通の海だが、確かに入ってみると浮いた。

浮いたは浮いたが、体の動きがコントロールできず無理に動こうとすると溺れそうになってめちゃくちゃ怖かった。

 

ここには泥パックも用意されていて、

皆全身に塗りたくっていた。

ミネラルが豊富らしい。

 

所で死海に入ると、擦り傷やニキビ痕が沁みてとても痛い。

怖いし痛いしで、2分ほど浮いて遊んだらすぐにあがった。

 

プールサイドで寝転んでいる方が楽しい。

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香港人のお姉さんはキックボクシングのトレーナーらしく、むきむきのボディをしていた。

へそピアスやタトゥーなど、いけいけのムーランといった感じ。

 

私はというとママンから借りてきた水着を着た小学生のようななりをしている。

 

 

 

 

 

スパにしてよかった。

死海、楽しい。