TIME TRAVELER CHITA

I'm CHITA, Hongkong super star. Tibet

ペトラ遺跡

ペトラ遺跡+ワディラム砂漠キャンプツアーいよいよスタート!

 

これがヨルダン旅行の目玉。

ヨルダン人の友達がアレンジしてくれた、無理のないショートトリップだ。

 

残念ながら今回ペトラ遺跡は1番有名な所を通るルートしか行っていない。

本気でペトラ遺跡を見るなら2〜3日は必要らしい。

友達の仕事の都合もあるし、私は砂漠で星空さえ見られればあとはオマケくらいに思っていたので異存なし。

 

 

そして今回は友達の元職場の上司が強いカッコいい車で我々をペトラ遺跡、ワディラムへ連れて行ってくれることになった。

 

ちなみにアンマン市内で旅行会社のツアーに申し込めばペトラ遺跡もワディラムも簡単に行ける。

 

自分たちで行く場合でも、市内から4〜5時間は砂漠のハイウェイを走るためガソリン代がかかるし、ホテルも別で支払うので

結果、車・ホテル込みのツアーとそれほど値段は変わらないように思う。

 

 

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車外の景色は最高!

雲の形が絵のようで面白い。


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独特の街並み。

 

3人でお喋りしたり、QUEENをかけたりして楽しみながらペトラへ向かう。

元上司はQUEENを聴いたことがないらしい。

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アンマンを出て3時間くらいでペトラ遺跡に着いた。

 

入場料、外国人は50JD(8000円)

そして現地民は1JD

50倍!!

 

それでも見る価値は充分ある。

早速ゲートを抜けて、スタート地点へ向かおうとしたところで

「馬に乗らないか」と声をかけられた。

ゲートから下の写真にあるような岩山ゾーンまでは少し距離がある。

と言っても歩いて20分くらいだと思う。

そこを馬車や馬で移動できるらしい。

 

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私は別にどうでも良かったが、
「高い入場料を払っているのでこいつはタダにしてあげる」と言ってきたので
2人に勧められて結局馬に乗ることになった。

 

馬に乗るのは初めてで、最初は少しだけワクワクしたが

訳のわからん奴に言いくるめられてしまった感があり、あんまり面白くなかった。

 

しかも、途中から付き添いの奴が離れて完全な1人乗りになってしまった。

馬を止める時はこの手綱を引く、とだけ教えられたが

私の馬は引いても止まってくれない。

あまり強く引きすぎると暴れてしまうのではないかという心配があったので

どうにもできず馬に任せた。

 

しかし途中、羊の群れに遭遇してしまった馬は興奮したのか急に歩みを速め出した。

疾走ではないが、やや走り気味になってしまい、上下に激しく揺れた。

自分もパニックになってしまい、綱を引いているのかどうかもうよくわからない。

馬引きの奴が「ストップしろ!」と大声で叫びながら追いかけてくる。

 

一瞬本当に落馬しそうになって心臓が止まるかと思った。

徐々に力を入れて綱を引くと馬は止まった。

 

馬引きの奴が、おい何してんだよ気をつけろみたいなことを言っていたが

お前こそ何をしてる。

 

一応渡すように言われていたチップ2JDを渡したが不服そうな顔をしていた。

足りないのだろうか。

 

もう2度と馬には乗りたくない。

 

序盤でこんな怖い思いをしてしまった。

ようやくスタート地点につき、ここからは徒歩で進む。

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岩の合間をぬって歩く。

天気が良く少し暑い。汗ばむ。

 

観光客は居るが、そこまで多すぎて嫌気が指すというほどではない。

中国人の団体客、日本人の卒業旅行っぽい若者、ヨーロッパの夫婦などなど。

ごくありふれたメンツである。

 

 

 

 

そして、しばらく歩いて行くと…

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エルハズネ!!バーン

 

さすがにこの前は写真を撮って居る観光客がたくさんで、ピンショットを撮るのはなかなか難しい。

お土産売りのベドウィンの子供が付きまとってくるが、私には2人のアラビア人のお供がいるので怖くない。

 

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エルハズネ以外にも色々面白い見所はたくさんある。

それこそ、他のルートを辿ればもっとだ。

本当に広くて途方ない。

 

 

 

元は砂漠で暮らしていたベドウィンという人達の一部は、今はペトラ遺跡の中で土産販売の仕事をすることを許されているらしい。

 

 

 

 

ちなみにエルハズネは貸しきることができる。

友達の今の会社の社長はエルハズネを貸し切って結婚式を挙げたらしい。

写真を見たが、すごく幻想的で素敵だった。

砂漠に映える白い服を着て、ろうそくの灯りが揺れる遺跡で愛を誓うなどロマンチックの極み。

でもとんでもない金がかかりそう。

 

 

 

 

以上、ペトラ遺跡。

次来る時は近くにホテルをとってゆっくり見てみたい。

 

 

 

全体的に楽しかったが、冒頭の落馬の恐怖が未だに拭えず思い返すと苦しくなる。

動物には優しくしようと思った。