人は
最近、面白い本を見つけた。
史上最強の哲学入門という本です。
いつか哲学を勉強してみたいと思っていたが、なかなかとっかかりにくいので手を出せないでいた。
最近は何だか毎日を問題なく過ごすことに注力しすぎて、目先の課題しか追っていなかった。
感動もなく、発見もなく、
要はつまんねえ日々を過ごしていたわけでした。
そうするとだんだん、感受性が乏しくなり、情熱が沈下していって本当の目標(?)が見えなくなる。
欲しいものが全然ない。
やりたいこと、特になし。
はぁ、この世で人間らしく生きるためには
やはり思考を止めちゃいけない
と思い、読みやすそうな本を探していたら
この本が絶賛されていたので買ってきて読んだ。
実際、めっちゃ面白かった。
古代ギリシャの哲学者から、ルソーやアダムスミスなど世界史で習った人たちの考えた事が
分かりやすくまとめてある。
話し言葉と書き言葉の間くらいなので
活字慣れしてない自分でもスイスイ読めた。
いくつかのパートがあって
例えば
真理とは何か。
国家とは何か。
みたいなテーマに合わせて時代順に様々な理論が展開する。
個人的には国家のパートが面白いと思った。
ベルばらを読んだ時から、ずっと密かにルソーが気になっている。
で、どうしたら人が幸せになれるシステム、或いは思想に辿り着くのかね。と
考えつつも
次の資格試験は合格しなければとか
明日はちゃんと仕事を覚えようとか
やっぱり自分サイズの現実が迫ってくるので
それの相手もしないと、と思う。
とりあえずこれからは読書の時間を増やしたい。
話し相手がいないという悲惨な状況に陥ってやっと、本という存在の大きさを知った。
明日からまた頑張ろうと思う。