TIME TRAVELER CHITA

I'm CHITA, Hongkong super star. Tibet

チベットへ出発前夜、西安の夜

今回の旅メンは、

私、Hさん(社会人24歳女性)、Dさん(男子大学生)の3人である。

 

私とHさんは関空で待ち合わせして同じ飛行機にのり、西安現地にてDさんと合流する予定であった。

 

お互い住んでいる場所が遠かったため、LINE通話のみで話を進めてきた。いざ空港でご対面となると、なかなかの緊張感!

関空も広いので、あるフロアのエレベーター前にてひとまずHさんと会った。

挨拶を交わす。

飛行機、鉄道、と長時間の移動になるので何か暇つぶしの本でも買いましょうか、とマクドナルド前のTSUTAYAで面白そうな本を探した。

Hさんは雑学豆知識の本を、私は地理の本を買った。(ほとんど開くことはなかった)

 

それから有料の休憩所でとりあえず寝て、翌朝はマクドナルドでモーニング。

私はハッピーセットのホットケーキを食べた。付いてきた付録がマイメロのカップじゃなくてキティだったのでちょっとガッカリしたのを覚えている。要らなかったが、一応持って行くことにした。

 

フライトは定刻通り。

無事、西安に到着。

Dさんと合流。

お初のメンバーということでやや緊張しつつも、なんだか良い感じの距離感でいけそうだと思った。

あくまで、目的地を同じくする他人同士の乗り合い旅行…くらいの軽い気持ちでスタート(その後はちゃんと固い友情で結ばれた)

 

日本→中国の航空券の関係で、ラサ行きの列車には西安から乗ることになっていた。

そのため、乗車日の前日は西安のユースホステルに一泊。

空港からバスを乗り継いでホテルへ向かうが、その時点でもうすでにかなり夜になっていた。

23時か、もっとか…

暗いし、なんだか治安の悪そう。

ギャングの溜まり場か?という雰囲気。

本当にここなのか…という不安を胸に歩いて行くと見えてきた今回のホテル。

 

名前は忘れたので判明したらまた載せます。

 

宇宙船を模したカプセルベットが近未来的でカッコよかったので選ばせていただいた。

 

中に入るとすぐ受付があり、こんなに遅くなったにも関わらず普通に対応してくれた。

ちなみに中も広いが暗い。

ビリヤードの台が1つ置かれていて、周りには意味深な古い椅子が適当に並んでいる。

どうぶつの森の地下室にこういう部屋を造ったことがある人も居そう。

例えるなら廃墟ゲーセン…のような趣深さ。

小さい飲料ケースとか、散乱したカップ麺のゴミとか、ギャングの溜まり場のような退廃的な雰囲気がgood。

スタッフなのか客なのか知らないがギャングのような人たちがビリヤードで遊んでいた。

 

あとでビリヤードしたいね、と同行者と話しつつもそんな度胸はおそらく誰にもなかった。

 

とにかく朝も早いので、すぐシャワーを浴びて寝なければならない。

私とHさんは一緒に共同シャワールームに向かった。

シャワールームはトイレと同じ空間に簡易的に併設されたものだった。

 

暗い、汚い、なんか怖い。

とにかく閉鎖的。本当にアジトだった説あり。

 

比較的中国に慣れている私はまだしも、Hさんはたしか2回目とかで、若干引いているのがわかった。

しかしこの先はもっとえげつないものが待っているだろうから、ここは平然な顔をして乗り切るしかなかった。

 

ちなみに宇宙船?風のカプセルベットは中に鏡も付いており、なんか結構クオリティが高くて楽しかった。

 

各々宇宙船に乗り込み、翌朝に備える。