天津之夜
大晦日の夜、天津にある古文化街とかなんとかいう場所へ行ってみた。
中国の古い建築物を模したストリートで、
割と最近できた観光地なので真新しさしかない。
多分中国のどの場所にもあるだろう、なんかザ・チャイナぽいお土産とか
食べ物の店が並んでる系。
行ったのが夜すぎて、ほぼ閉まってました。
昼間はもっと賑わっていて、中国に来た感を味わうには良さそう。
一通り歩いて、面白くなかったので我がシャングリ・ラ ホテルに帰った。
高層階から夜景を見下ろすリッチな過ごし方も楽しいけど、
ポケットに50元だけ突っ込んで、下界をあてもなく歩き回るのも楽しい。
ノスタルジー。
狭い部屋がひしめき合っていそうな古いマンションとか、
餃子屋とか、栗屋とか。
悪くないと思う。
久しぶりの中国。
中国での一番良い楽しみ方は、
映画のワンシーンのごとく、雑踏に紛れて姿を消す自分を想像することだと思う。
誰も追ってこない、気にも止められない。
切れたナイフのような心で、ひたすら紛れていく。
ちなみに、今の中国はQR決済がメインなので
ポケットに突っ込んだ50元は使い道ありませんでした。