年越し天津の夜
2019年12月31日。
大晦日、どう過ごすのか確認。
天津友達、バーでのバイトがあると言い出す。
バーでパーティあるけど、仕事だからあんまり一緒にいられない…つまらない思いをさせちゃうかも。とのこと
これは…まさかの天津年越しぼっちですか??
困惑。
今更どうにもならない。
昨日の疲れもあり、正直もうパリピのノリについていけないことに気づいてしまったので
一人で過ごすことにした。
ちなみに、友達の家ではルームメイトが仲間を呼んでのパーティを開くらしい。
つまり家に留まることもできない。
外で遊んだあと帰宅すればそこはパーティーの真っ最中ということになる。
そんなの耐えられるはずがない。
そこで閃く、ホテル泊まろう、と。
それも並大抵のホステルでは寂しくなるだけだと思ったので
リッチな部屋に泊まろう。
急いでBookingドット・コムで検索すると
シャングリ・ラホテルが一泊1万8000円で空いていた。
いける!!!と思い、
友達には「ごめんね!夜になったらバーに寄るよ」と告げ、秒で荷造りをしてタクシーでシャングリ・ラホテルへ向かった。
シャングリ・ラホテル
五つ星。
きらめく高層ホテル。
受付へ行くと、最高に丁寧な接客を受けた。
おひとりさまですか?
ーはい、でももしかしたらもう一人来るかも
確定ではない、ということですね
ーそうです
かしこまりました(優しい顔)高層階のキングルームがあいておりますがグレードアップいかがですか?景色が素晴らしいですよ。
ーグレードアップお願いします
通された部屋は27階。
忘れもしない。
リバービュー
部屋の内装、景色、アメニティ(ロキシタン)
接客、全てにおいて完璧。
完璧の完璧。
これまで感じたことのない、高潔な…開放感。
高みの自由。
素晴らしかった。
近くの綺麗なショッピングモールで、
バーガーキングと、香港のカステラみたいなやつと紅茶をテイクアウトし
27階から夜景を見下ろしながら食べた。
バスタブもあるので、ipadでJAZZをかけてゆっくりお湯につかった。
アメニティのロキシタンのすべてを使い、
時間をかけて髪の毛をといた。
ほぼパンイチで夜景を見下ろし、何もかもに満足した。
12月31日23時半、
まだ何かやれることはないか、と思いラウンジへ。
一階のカフェでピアノ・ボーカル・コントラバスのトリオがJAZZを演奏していた。
100元くらいする熱々の花茶を飲みながら、音楽に浸る。
落ち着いた空間にipadが映えていた。
まるで物凄く仕事ができる人の夜の過ごし方みたいだった。
ipadでは主に写経しかしてない。
23時50分頃、
なんかそわそわしてきたので自室に戻る。
再び下着姿に戻り、夜景を見下ろしながら
おだやかな心で0時を迎え
日本にいる友達とメッセージのやりとりなどをした。
最高の夜でした。