TIME TRAVELER CHITA

I'm CHITA, Hongkong super star. Tibet

香港 百万ドルの夜景

さて、実は昼間の香港ではさしてやることがない。
しかし香港には夜景がある。
ルアンパバンには無い、高層ビル群が創り出す百万ドルの夜景は必ず見たかった。
 
市内から電車でセントラル駅へ行き、そこからビクトリアピークを登る電車に乗り換えるのだが、これが長蛇の列。
香港ではオクトパスカードというICカードが主流で、この電車にも使えるので、1枚持っていればとりあえず切符を買うために並ばなくても済む。
 
しかし問題は電車に乗り込むまでの待ち時間。
さながらディズニーのごとく、待つこと1時間。
やってきた電車は2両編成。激混みである。
一応人数制限をかけているのだが、仕切りのロープを越えて早く乗ろうとする輩多出のため、電車の中も混み混みになる。
ロープ越え奴は話している言葉からして大陸の人間が多い。
へへ、やってやったぜ、といった顔ですり抜ける奴らを見ると不快な気持ちになった。
 
この電車は結構な角度で丘を登っていくわけだが、実はこの電車の中から第1の夜景を堪能することができる。
きらめく高層ビルの足元から、ゆっくりゆっくり天へ向かって行く。
そしてその景色が楽しめるのは電車向かって右側の席。
電車の扉が開くやいなや、多くの人間が右側を狙って殺到だ。
 
ここで嫌なものを見てしまった。
「どうしても右側に座りたい」複数人のグループが、皆で手を繋いで他人を制しながら乗り込んでいく。
それは大陸の人間ではなく、日本人の団体だった。
 


彼らは電車内でも闘争心をむき出しに、周りの乗客を妨害。中国人と思しき女の子グループも負けじと右側の席を取ろうとする。
何やら体がぶつかったようで、その日本人が仲間内で悪口を言いだす。
ちなみに乗車時間は7〜8分ほど。
 

 


我慢して上の展望台まで行ければ、百万ドルの夜景は皆平等に広がっているのに。
 
あーあ、余裕がないっていやだな〜
と心の底から思った。
 
電車が丘の駅に着き、展望台のある建物へ入る。
中にはたくさんのレストランやカフェがあるので食事も問題なく楽しめそう。
展望台のチケットは54香港ドルくらいで、大して高くなかった。
 
もちろん展望台も混んではいるが、
タイミング次第では良いポジションを取れるし、夜景をバックに写真も撮れる。
 

 

 

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この日は少し霧がかかってはいたが、それでも十分美しい夜景だった。
 
あべのハルカスや韓国のロッテタワーからの夜景は見たことがあるが、香港が断トツで「豪華」だと思う。
 
無数のオフィスビルや高層マンションが輝きを放つ。
その輝きが全てmoneyの輝きに見えた。
 
お金。
 

 

 


旅の始まりはラオス、ルアンパバンだった。
目の前に広がっていた雄大なメコン川は、いま百万ドルの夜景に変わった。
 
まるでタイムスリップしたような気分。
 
 
ちなみに建物内はガラスが汚れているので、カフェやレストランの窓側の席でもあまり美しく見えないと思う。
 
帰りは割と楽に電車に乗れて良かった。
ちなみに22時頃、登りの乗り場はかなり閑散としていて乗客は2人だけ。
少し遅く行った方がいいかも知れない。
ただ終電の時間は要チェック。
金のある者はタクシーで丘を降りてもいいかも。