TIME TRAVELER CHITA

I'm CHITA, Hongkong super star. Tibet

香港到着〜1日目

そんなこんなで香港!

初めての香港。

それまでのイメージでは、

昔の香港映画に出てくるような粋な街並み、

レスリーチャンのような男性がそこら中でアンニュイな表情を浮かべていて、

めちゃくちゃ美味い飲茶がたくさん…

 

しかし実際着いてみるとただの大都会だった。

美味しいものは何もない。

全ての物の値段は高く、人は溢れ、しかも歩くスピードは東京よりも速い。

少しでも立ち止まろうものなら舌打ちされ、駅では他人を叩いている女性を見かけた。

繁華街、目のチカチカするネオン、繁体字(読めない)

インド人、重慶大厦、バスバスバスタクシータクシータクシー。

エリート感の半端無いビジネスマン達。

大通り周辺は綺麗で清潔で品のあるブランドショップが立ち並ぶ。

コーチ、superdry極度乾燥、ラルフローレン、adidas、周生生、またadidas、ルイヴィトン、などなどなど。

それから薬局、セブンイレブン、薬局、コーヒースタンド、タピオカミルクティーのスタンド、また薬局…

 

なに、これ。思ってたのと違う。

中国の街と全然違う。

歩いても歩いても高層ビル。

横道に入っても高層ビル。

室外機の水が雨のように垂れてきて気持ち悪い。

行き交う人の多さに思わず酔う。

 

適当に入ったワンタン麺の店、ワンタン麺と注文したのに牛肉麺がくる。

店の婆、ワンタン麺ね!って確実に復唱していたのに。しかも不味い。

カップ麺の方がマシ。

 

女人街へ行っても、しょうもないガラクタのような土産物ばかり。しかも高い。

 

 

そして本日のゲストハウスは怪しい雰囲気の雑居ビルの中にある。

フロントは11階、部屋は2階。女子専用のドミトリー1泊700円。タオル無し。

割と清潔で良いな、と最初は思った。

 

無事二段ベットの下を得る。

上は太った白人の女の子、いつまでもお菓子を食べながらパソコンを見てる。たまに笑い声をあげる。

大変失礼で申し訳ないが、かなり体重がありそうで梯子を上り下りするたびにベットがひどく揺れる。

上り下りせずとも、彼女が何か動くたびに揺れる。

しかもその揺れ方がまるで地震のようなのだ。

深夜に何度も飛び起きては、緊急地震速報をチェックした。

彼女はこの「地震で揺れる嫌な感じ」を知っているか知らないか分からない。

とにかく不快で心臓に悪く、よく眠れなかった。

1日目にして、香港が嫌になった。